みなさんこんにちは、音声の田中です。
突然ですが、皆さん苦手なものってありますか?
食べ物だったり、場所だったり、生き物だったり。
不器用で臆病な私は いろいろなジャンルでたくさんの不得手があるのですが、
苦手な物(事)は?ときかれて すぐに思いつくのは 虫や爬虫類です。
サイズやビジュアルに関わらず、「ひっ」と思わず身を引いてしまいます。
しかし、ここは 株式会社インフ!
多くの自然番組・生き物番組さんにお世話になっております。
お仕事をさせて頂く上で 避けては通れぬ道、、、
なんて当初ビビり倒しておりましたが!、、
今もビビることもありますが!!、
実際に接してみるとそうでも無く。
今まで 遠遠遠巻きにしか虫や爬虫類と接してこなかったので、その子たちの”良さ”を知るきっかけが無かったのだと、この会社に入って気づきました。
食わず嫌いの如く、もはや無条件に避けてきた自然の仲間たち。
しかし、その子達を本当に愛する取材先の熱量、
そして取材をするディレクターの深い興味、
それらを実際に現場で感じると段々と恐怖心が減ってくるんです。
恐怖心よりも 好奇心がまさって、さらには可愛く見えたりもします。
これは、私の人生にとっては とても大きな変化です。
今でも 「これは本当にごめんなさいっ」と情けない声を上げる時もあります。
でも 接近しようとも思えなかった私が、
さっきのインタビューで聞いた 体の構造ってどこの事かなと気になってたり、学者さんに持ってみる?と言って頂いたら せっかく出会ったのだから触らせてもらおう!とポジティブで居られます。
以下虫が苦手な方は注意です。
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こちらの写真に写っているのは、すでに放送もされましたが、
生き物番組で長らく取材していた「ニホンミツバチ」。
この日は 学者さんの調査用に 専門家のもと、巣箱に付着した物をスタッフみんなで採取しました。
防護服はなしで作業してました。
養蜂されている蜂なので人慣れているというのもありますが、
基本的には 蜜を集める花蜂たちは攻撃性が低く、針は内臓と繋がっているそうなので 多くの場合 刺したら最期…。なので激しく危険を感じた瞬間に刺します。(不用意な刺激は もちろん厳禁です‼︎)
養蜂家の方々も採蜜など巣を直接触らなければならない時には 顔や腕を覆う防護服をしっかり着用します。でもそのほかの、巣箱や蜂の様子を確認する際にはラフな格好で近づかれていて、最初はとても驚きました。
(専門家のもとで無い所では、やはり不用意な刺激は厳禁です!)
生き物なので [季節]や その群れの[性格]にもよりますが、ニホンミツバチは比較的大人しく、そして働き者です。
その働きぶりや可愛さを養蜂家さんや専門家から聞き、実際に観察・撮影していたら見事に魅了されました。
生まれてすぐに他の先輩蜂のマネをしながら巣を磨くお掃除係になり、その後も時とともに色々な役割を担って暮らします。
一口に働きバチと言っても、さまざまな作業分担があり、1匹1匹が その時の仕事をこんなにも全うしているとは思いませんでした。
採取する際には 巣箱に近づくと 多少 体の周りを飛ぶのですが、彼らは匂いで他を区別しているようで? それを覚え・判別するために近づく、という 一説があるそうです。
そういうのも知っていると、不用意に逃げ回る必要がないのだと 理解できます。
この仕事に就いてから、さまざまな取材先でたくさんの出会いを頂き、私の価値観がどんどん更新されています。
相変わらず臆病な自分ですが その感覚を忘れずに、
生き物に関わらず 再び何かを「怖い」と敬遠したくなった時、まずはそれを”知って”!…話はそれからだ! とチャレンジしていきたいと思います。
音声部 田中
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