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執筆者の写真inf staff

感動!

更新日:2020年9月9日

撮影部の平本です。


新ホームページ開設とともにこの月一ブログをスタートしてから約半年が経ち、担当者がぐるっと一周しました。どんな方が読んでくださっているのかと想いを馳せながらの二度目の更新です。がんばります!!!


さて先日、はじめてメインで撮影を担当させていただいた番組が放送されました!札幌の街を逞しく生きるオシドリ家族が主人公の動物番組です。

オシドリのヒナたち


テレビ画面に自分の撮った映像が流れ感動…!エンディングのスタッフロールに名前を見つけ感動…!番組を観た両親や旧友から連絡をもらい感動…!長期間に及ぶ撮影のあんなことやこんなことが思い出され胸が熱くなりました。今回はその感動の嵐の裏に隠された「オシドリ撮影大作戦」の一部をご紹介させていただきます。



作戦その一、待って待って待って撮る!

人里離れた場所で越冬するオシドリたちは非常に警戒心が強く、100m以上離れた場所から観察していた私たちの人影を察知し飛び去ってしまうほどでした。そこで用意したのがカモフラージュテントです!夜明け前にカメラを抱えこっそりテントに入り、オシドリを待ち構えます。時には日没まで12時間以上、オシドリを驚かさないよう息を潜め撮影することもありました。様々な野生動物が目と鼻の先まで近寄ってくれることもあり、自然と一体になったような感覚になれるのが心地よかったです。

広さは約1.5畳!慣れると快適です。


作戦その二、真っ暗闇で撮る!

オシドリたちは日没後も盛んに活動しています。その姿を捉えるために赤外線ライトを使用しました。超高感度カメラと併用することで真っ暗闇でも撮影可能となります!自分の目では見えないものがカメラを通すことで見える…!不思議でなりません!


作戦その三、監視システムで撮る!

巣箱内のオシドリの様子、可愛いヒナをどうにか撮影できないか!?と

ノコギリと金槌を片手に巣箱を作成、天板にカメラを取り付け24時間体制で録画できるシステムを整えました。我ながらとっても素敵な巣箱に仕上がり、期待大で母鳥を待ちましたが残念ながら営巣は叶いませんでした…。


このように数々の作戦を練り、みんなで試行錯誤を繰り返しながらの撮影でした。物言わぬ野生動物の生態と行動を追いかけるのは一筋縄ではいきません。しかし撮影隊の努力はもちろん、地元の方々や研究者の方の助言などによって一つ一つ撮影を進めることができました。たくさんの人の知恵と協力が一つの番組を創り上げているということを改めて感じました。このような番組に携わらせていただけたことに心より感謝しております。オシドリさんたちありがとう!


平本 亜希


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