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執筆者の写真inf staff

映像の見方が変わる!私の教科書!

こんにちは撮影部の山上です!ヘッダーの写真はだいぶ前の飛行機移動で荷物につけるタグにJALのお姉さんが書いてくれたカメラです!さてまだまだ寒く家で過ごすことも多い季節いかがお過ごしでしょうか?ゲームや漫画、SNSなど家での過ごし方も多様性な現代ですが、中でも私のおすすめはテレビや映画です。

観てるよーって声が聞こえてきましたがテレビや映画の何を観ていますか??どんなコンテンツや番組かではなく、観てる番組のどういう点を楽しんでいるかです!入社して日の浅い時、事務所で先輩がテレビを見ていても内容を観てない時があるとおっしゃていました。同じ番組を見ていても僕と先輩ではテレビ番組の観かたが違うんです。その時はわかりませんでしたが、多くの現場と「一冊の本」を通してなんとなくその言葉の意味に触れるようになりました。そんな私の教科書についてご紹介したいと思います!


改めて私は芸術系の大学や映像の専門学校などに通わず、まっっっったくの素人としてこの業界に入ってきました。なのでテレビ番組や映画を見ていても撮影技術や映像表現など一切考えず内容を一番に追って見ていました。例えると音楽聴いてる時に歌詞に集中して聴いているような感じ。音楽って歌詞わかんなくてもなんとなくフィーリングで気持ちが合うとかで聞きますよね?私は映像コンテンツの世界もそんな感覚で楽しむことがあるんじゃないかと思ってます。そして業界に入ってわかったことは作り手や撮影技術に関わっている人たちは内容以上に撮影の手法や効果を考えています。


自分も勉強したいと思い探していたら見つけた本!ドスンッ!




「Filmmaker’s eye」


なんとオシャな表紙でしょうか。そして映像について説明するように最適化された横長の本。部屋に置いておくだけでもかわいいです。この本の内容は表紙にあるように映像(構図と撮影術)によるストーリーテリング(効果や表現)の基本を名作映画で解説しくれます。要するに実際の映画のカットの写真を使ってそのカットがどんな効果を狙っているか映画のストーリーに合わせて解説しています。優秀。。そして権利関係の許諾大変だっただろうなと。。。元々は洋書なので引用元は海外作品が中心になっていますがレオンやスターウォーズなど知名度のある映画が引用元になっています。好きな映画のあのカットにこんな意味があるんだ、なんて見ていくのも面白いはず。逆にこの本で古い映画を知るきっかけになるのもいいですよね。

 そしてもう一つこの本が面白いのがライティングに関しても言及していること。

撮影部以上に一般には認知されづらい照明部。違和感のないシチュエーションを作ってなおかつそこに効果を持たせている事など、やはり技術者はすごいなと感じる話が満載です。



 いかがでしょうか考察、解説ブームがきている昨今。この一冊を読んでこんな視点で映画やドラマ、はたまたドキュメンタリー、バラエティーを見ると面白いです。

バラエティ番組で芸人さんの早い掛け合いがカットバックで繋がっていくと笑い以上に気持ちよさがあったり。ドキュメンタリーで一瞬で判断していくカメラマンのワークに引き込まれたり。思い返せばなんか印象的だなってドラマのカットってありませんか?ぜひ映像コンテンツに引き込まれる理由やカットの凄さに着目して楽しんでみてはどうでしょうか?


山上日向

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